当クリニックは猫の不妊去勢手術専門の会員制動物病院です。
髙橋 葵(たかはし あおい)

主な経歴

○学歴
2000年3月 岐阜県立岐阜北高等学校卒業
2001年4月 酪農学園大学 獣医学部獣医学科入学
2007年3月 酪農学園大学 獣医学部獣医学科卒業
 
○職歴
2007年4月~2009年3月 愛知県内の動物病院に勤務
2009年4月~2010年3月 長野県上田保健所 動物愛護担当として勤務
2010年4月~2013年3月   長野県諏訪保健所 動物愛護担当として勤務
2013年4月~2017年3月  長野県動物愛護センター ふれあい課に配属、地域猫等の不妊
去勢手術や適正飼育・動物愛護思想の普及啓発を担当
2017年4月~2020年3月長野県飯田保健所 動物愛護担当として勤務
2020年4月~ 岐阜県岐阜市に「にじのはしスペイクリニック」を開院
 
【研究発表】
・動物愛護思想普及のための新たな試み
 (平成26年度全国動物管理関係事業所協議会関東甲信越静ブロック研修会)
・地域猫活動支援事業における地域猫のウイルス感染調査
 (平成28年度全国動物管理関係事業所協議会全国会議研究発表会)、
  全国動物管理関係事業所協議会会長賞受賞
・子どもたちへの動物愛護教育の検討について
 (平成28年度第18回長野県公衆衛生獣医師会調査研究発表会)
・飯田下伊那地域における「猫問題」に対する検討
 (平成29年度第19回長野県公衆衛生獣医師会調査研究発表会)
 
【出演】
Yahooニュース THE PAGE

 
NHKニュース おはよう日本『悲しいネコを助ける獣医師の取り組み』

 
 ・NPO法人 人と動物の共生センター
 猫問題解決ボランティア育成プログラム メイン講師
 http://human-animal.jp/mi/1695

メッセージ

私が、「飼い主のいない動物を助けたい。」と最初に思ったのは、小学6年生の頃でした。
当時、捨て犬捨て猫は珍しくなく、また行政施設での犬猫の殺処分数は膨大だったからです。
「言葉を話せない小さな命を守ることができるのは人間だけだ」と幼心に信じ、獣医師を目指しました。
 
公務員獣医師として、11年間動物愛護行政に携る中で、
本来なら人間が守らなければならない小さな命が、人間によって粗末に扱われている現実を何度も何度も目の当たりにしました。
 
たくさんの、理不尽な人間を見ました。
たくさんの、無責任な飼い主に声を荒げました。
そんな人間たちによって、粗末に扱われたり、愛情をもらえず簡単に放棄されたりするたくさんの命に接し、その不憫さに何度も泣きました。
 
公務員獣医師としての私の役目のひとつは、頼りにしていた人間に捨てられたり、野良猫だといわれ疎まれ保健所に持ち込まれたかれらに、新しい家族を見つけること。そしてそれが見つけられない場合には麻酔薬で安楽死させることでした。この時の私の心の内にあったのは、哀れで弱い、小さな命の最期に立ち会う人間として、せめて最期の瞬間だけは愛情をもって接し、できるだけ苦しめず、心を込めてかれらを「虹の橋」に送ってあげようという想いだけでした。「虹の橋」のたもとに行けば、生きている間はだれにも愛されなかったかれらでも、大切なだれかと出会いしあわせに暮らすことができる、そう信じて。
 
それでも心折れるときが幾度となくありましたが、小さな命に対し深い愛情をもっている飼い主さんや里親さん、動物たちのために駆け回るボランティアさんとの出会いによって救われてきました。
 
そしてこの経験から、「野外で生まれ過酷な生活を送らなければならない猫や行政施設へ持ち込まれる猫を減らし、捨てられた猫たちにはしあわせな生活を送らせてあげたい」と思うようになりました。
それと同時に、「猫たちに一生懸命向き合い、ともに生きようとする愛情深い飼い主や、目の前の猫たちのために身を粉にして活動するボランティアとともに在りたい」と思うようになりました。
 
これが、にじのはしスペイクリニックの始まりです。
―小さな命を守るために
―不幸な命を減らすために
―そして猫たちに深い愛情をもってくれている全てのひとのために
猫がしあわせに、そして人がおだやかに暮らせる社会の実現を目指します。  
 

獣医師 髙橋 葵