スペイクリニックとは

スペイクリニックとは、spayつまり動物の不妊去勢手術を専門に行うクリニックのことです。獣医療においても専門化が進んでいるアメリカでは、他の動物病院と同様に一般的なクリニックです。
動物の繁殖問題を解決する唯一の方法がこのspayであるという認識から、アメリカでは営利・非営利ともに数多くのスペイクリニックが活躍しています。
 
しかし、日本でのスペイクリニックの数は全国でも35軒とまだまだ十分ではありません。
都市部では数多くのスペイクリニックが開院する一方で、地方部ではあまり見られず、中山間地に至っては通常の動物病院にすら車で何十分もかけて行かなければならないこともしばしばです。
 
〇エリア別スペイクリニックの数 

北海道
東北
関東
甲信越
中部 関西 中国
四国
九州
沖縄
3 16 2 7 1 6
※公益財団法人どうぶつ基金協力病院一覧 より抽出

不妊去勢手術の必要性

野良猫(飼い主のいない猫)とは、迷子になってしまった猫や人間の勝手な都合で捨てられた猫とその子孫のことです。近年では、人間の身勝手で無責任な行為によりその個体数が増えてしまい、全国的に問題となっています。
具体的に言えば、野良猫への無責任なエサやりによる猫の過剰繁殖。
そして、増えた猫たちによる糞尿被害や庭・畑荒らしなどの生活環境被害です。
また、増えた猫たちも、感染症や交通事故で斃死したり、保健所へ持ち込まれ殺処分されたりしています。
加えて昨今では、家の中で飼い猫が過剰に繁殖を繰り返すことで尋常でない頭数にまで増え、飼い主のみならず近隣の住民にまで生活環境被害が及ぶ「多頭飼育崩壊」事案も全国で多数発生しています。
 

 
これらの問題に共通することは、猫に不妊去勢手術が施されていないことです。
その理由としては、野良猫であれ飼い猫であれ手術の必要性への理解が人間側に不足していることや、手術費用が高額(平均2~3万円)なこと、地理的な問題で適切な獣医療を受けられないことなどがあげられます。
 
不妊去勢手術は、猫の過剰繁殖による社会問題に対し『頭数コントロール』の手段として非常に重要なものであり、手軽に、安価に、大量に行う必要があります。これを唯一実現できる場所、それがスペイクリニックなのです。


 
 
 
 
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